エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.219
2013.03.26 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
冷却能力を高める独自のマイクロチャンネル、さらに小型化されたポンプ等、「Seidon 120M」の特長を頭に叩き込んだところで、マザーボードおよびPCケースへの組み込み手順を解説していこう。
ポンプ一体型水冷ヘッドとラジエターを水冷チューブで接続されたオールインワン水冷キットは、さすがにベンチ台(まな板)でテストを行うわけにはいかない。そこでCooler Masterのゲーミングブランド、CM Stormに属するミドルタワーPCケース「CM Storm Scout 2」を用意。実際に組み込みを行ってみたい。なお、ここでは検証に向けIntel LGA1155(Core i7-3770K)の組み込み手順を解説している。
組み込みテストで用意したのは、Cooler MasterのゲーミングブランドCM Stormに属するミドルタワーPCケース「CM Storm Scout 2」。対応フォームファクタはATX/microATXで、最大9基の冷却ファンが搭載できる。外形寸法は、W230×D517.5×H513.5mm |
ここまでの搭載時間は約20分程度。今回は新規導入での組み込み手順を解説したが、既存のCPUクーラーからの換装ユースも少なくないだろう。その場合、マザーボードトレイにあるCPUクーラーメンテナンスホール(カットアウト)が有効になるはずだが、ラジエターと水冷ヘッドは分割できないため、扱いには十分な注意が必要だ。作業時に誤ってラジエターまたは水冷ヘッドを落下させると、マザーボードにダメージを与えかねない。できれば家人の手を借り、複数で作業することをお勧めしたい。
こちらはAMD系CPUの組み込み手順。搭載方法に大きな違いはない(マニュアル抜粋) |