エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.221
2013.03.30 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
搭載された高品質コンポーネントの数々を目にしただけに、次に気になるのはやはり稼働中の安定性だ。ここからは実際に「HCP-1000 PLATINUM」に火を入れて、高負荷環境における動作を確認してみよう。Antecが放つハイエンドシリーズの80PLUS PLATINUM認証電源、その安定性やいかに。なお、テストに使用した動作環境は以下の表を参照していただきたい。
OCCT 4.4.0 PowerSupplyTestによる各電圧の変化 |
OCCT 4.4.0 PowerSupplyTestによる各電圧の最大/最小/平均値 |
まずは最初は「OCCT 4.4.0」のPowerSupplyTestによる負荷テストから。CPUとGPUの両方に負荷をかけるテストのため、高負荷環境における電源ユニットの挙動チェックには最適だ。ちなみにワットチェッカーを使用したとこと、ほぼ最小構成ながら消費電力は257Wに達していた。
テスト中における電圧変動を示すグラフは非常にフラットで、変動幅も少ないことが分かる。変動幅は+12Vが最大/最小値で約0.09Vなものの、平均値との差はわずか0.002Vと実質的にはほぼ変動がないことを示している。+5Vと+3Vも同様で、負荷テスト中はほとんど最大値近くに張り付いている。高負荷環境でも安定した出力を維持できていると言えるだろう。