エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.225
2013.04.13 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
今回の主役、サイズ「MONOBOX ITX2」は、幅200mm×高さ235mm×奥行き210mmのコンパクトなMini-ITXケース。そもそも「MONOBOX」(モノボックス)は、シンプルな四角い箱系のPCケースのシリーズ名で、2011年11月に発表された前作「MONOBOX ITX」の長方形から、正方形に近いスタイルに姿を変えた。さらにケース素材も、0.6mm厚のSECC製に対し、1.5mm厚のアルミニウム製を採用。Cube型ともいうべきその容姿に質感を高めることで、デザイン面への気配りも感じさせる。ヘアライン加工が施されたブラック塗装は工作物としても魅力的だ。
MONOBOX ITX2 市場想定売価税込7,980円(3月13日発売) 製品情報(株式会社サイズ) |
「MONOBOX ITX2」の外観を見ていく前に、スペック表から製品概要を把握しておきたい。
スペック表による製品概要を頭に入れたところで、製品本体を外装箱から取り出し、まずは外観デザインからチェックしていこう。前述通り「MONOBOX ITX2」はヘアライン加工が施されたブラックの外装パネルに、内部もブラック塗装が施された精悍なスタイルが印象的だ。フロントパネル下部中央には円型のパワースイッチのみレイアウトされ、シンプルなデザインを邪魔をする装飾は一切ない。
フラットな右側面だけに、この角度から見ると実にシンプル。精巧にできたBOXというイメージから、シルバー色も似合うのではないかと思う次第 |
次に左サイドパネルに目を向けると、シンプルすぎるフロントパネルから一転して面積の広い通気穴が目に飛び込んでくる。昨今のMini-ITXマザーボードは、デスクトップ向けチップセットを搭載する製品も流通していることから、限られた容積には不利な排熱に考慮し、通気性を高めている。
一方、右サイドパネルはフロント部に似たフラットなデザインながら、前面下部にはUSB3.0×1、USB2.0×1、音声入出力端子がレイアウトされている。