エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.225
2013.04.13 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
外観チェックの後は、「MONOBOX ITX2」の内部構造を確認していく。とはいうものの、シンプルな外観デザイン同様、内部構造も至ってシンプル。ミドルタワーPCケースの凝った構造に見慣れた人には、物足りなさを感じるかもしれない。ただしこの素っ気ないまでの内部設計こそ、「MONOBOX ITX2」の真骨頂。限られた容積を有効活用するために、無駄な構造物は一切排除されている。
「MONOBOX ITX2」の内部はご覧のとおり真っ黒。スイッチ基板とアクセスポートから伸びるケーブル類が無ければ、ただの箱といったところ。これがPCケースなのか?と思わせる簡素化された設計こそ、「MONOBOX」のコンセプトと言えるだろう |
PCケースのストレージ格納部といえばシャドウベイだが、シンプル過ぎる「MONOBOX ITX2」では、およそシャドウベイと呼べるようなものは見当たらない。では一体どうやってSSDやHDDをマウントさせるのかといえば、その風体同様、シンプルに“底面ベタ置き”が採用されている。
「MONOBOX ITX2」は5.25インチベイは非搭載ながら、2.5インチSSD/HDDを最大2台、または2.5インチSSD/HDDと3.5インチHDDを、ボトム部の僅かなスペースを分け合うように各1台ずつマウントする事ができる。
ストレージ格納スペース。ボトム面に穴が空けられただけのもので、シャドウベイというには及ばないが、2.5インチSSD/HDDを最大2台、または2.5インチSSD/HDDと3.5インチHDD各1台が搭載できる |
底面ネジ4つで2.5インチSSD/HDDを固定(画像左)。右隣に2.5インチSSD/HDDをマウントする場合は、付属のゴムワッシャを使い、専用ネジ(ワッシャ付タイプ)で固定する |
2台のSSDを並べてマウント。段差が付けられたレイアウトであることが分かる |
今度は2.5インチSSDと3.5インチHDDをマウントしてみよう。赤丸で囲んだ部分のネジ穴を使い、それぞれをネジ固定する |
ボトム面を仲よくシェアすることで、2.5インチと3.5インチの両者がピッタリ収まる格好 |