エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.229
2013.04.26 更新
文:GDM編集部 池西 樹
MSI「Z77A-GD65 GAMING」(4月26日発売予定) 市場想定売価税込19,980円前後 製品情報(エムエスアイコンピュータージャパン) |
KillerブランドのギガビットLANチップ「Killer E2200」と「Sound Blaster Cinema」機能を搭載するMSI「GAMING Series」 |
これまでMSIでは、「XPower」や「MPower」など一部のオーバークロック向けマザーボードを除けば、特にシリーズ分けはされておらず、製品型番によりゲーム向け「G型番」、ビジネス向け「P型番」、エンターテイメント向け「E型番」のように区別されてきた。しかし「GAMING Series」を投入するにあたり、既存モデルは「CLASSIC Series」、オーバークロック向けは「OVER CLOCKING Series」として定義され、ユーザーにもわかりやすくシリーズ化されることになった。
また今回紹介する「GAMING Series」の開発には、世界的に著名なプロゲーミングチーム「Fnatic」が参加。MSIの高品質設計はそのままに、ネットワーク遅延を抑えるKillerブランドのギガビットLANチップ「Killer E2200」シリーズ、オンボードサウンドでサラウンド環境を実現する「Sound Blaster Cinema」(詳細はこちらのレビュー参照)、コネクタの耐久性を向上させた「ゲーミング・デバイス・ポート」などの機能が新たに追加されている。
コーポレートカラーでもあるブルーをイメージカラーに採用した「CLASSIC Series」向け「Z77A-GD65」 | イエローをイメージカラーに採用した「OVER CLOCKING Series」向け「Z77 MPower」 |
今回検証する「Z77A-GD65 GAMING」は、「GAMING Series」のフラグシップモデル。Intel Z77 Expressチップを採用した「Z77A-GD65」をベースにした製品で、品質規格は「ミリタリークラスIII」最上位の「スター5」に準拠。SFCやアルミ固体電解コンデンサに加えて、低インピーダンスかつ温度耐性の高いHi-c CAPや高効率電源チップDrMOS IIといった最高品質のコンポーネントを搭載している。
また拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x8)×1(x16形状)、PCI-Express3.0(x4)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x1)×4構成で、マルチグラフィックスはNVIDIA SLI、AMD CrossFire Xの両対応。さらに内蔵GPUと外部ディスプレイカードを協調動作させるLucid Virtu MVP機能もサポートされる。
ブラックとレッドのコントラストが美しい「Z77A-GD65 GAMING」。組み合わせるケースは、内部が見えるサイドウィンドウタイプをオススメしたい |
ドラゴンをモチーフにしたパッケージ正面。機能説明などは最小限に抑え、スッキリとしたデザインを採用 | パッケージ裏面には「Killer E2200」「ミリタリークラスIII」「OC Genie II」など搭載機能が明記される。なおパッケージサイズは実測値で330×277×83mm |
CPUソケット周りのコンデンサを除けば、目立ったコンポーネントもなくスッキリとした基板裏面 | 付属品一式。SATAケーブル×4、M-Connector、I/Oパネル、V-Checkケーブル、SLIケーブル、マニュアル類、ドライバCDに加えて、特製ゲーミングドアハンガーとロゴステッカーが同梱 |