ド肝を抜く機関車RAIDで驚速ストレージを実現

2番手はツクモパソコン本店の砂押さん。尖ったパーツを見つけては衝動買い、ちぎっては投げを繰り返すヘビーなジサカー代表だ

さすが発売当初から注目を集めていただけに、SHOP STAFFの中にも「M5 Pro」シリーズのユーザーは多い。2番手に登場するツクモパソコン本店の砂押さんもそんな一人だ。奇しくも同氏が所有しているのは、レビューテーマと同じ256GBモデルの「PX-256M5P」。ジサカーが同じドライブを手にしたからにはRAIDせずにはいられない、その流れでシングルドライブ構成のシステムとハイパフォーマンスなRAID 0環境とを使い比べてもらうことにした。
　ちなみにRAID 0構成の「M5 Pro」＋「M5 Pro Xtreme」を組み込むケースには、なんとLian Liの“機関車型ケース”「PC-CK101」をチョイス。いかにも自作好きする、遊び心満載のマシンが出来上がった。

一目惚れして買ったという機関車型Mini-ITXにSSDをRAIDで詰め込む。手持ちの「M5 Pro」と合わせ、新旧モデルが異色のケースでエンゲージだ。ちなみに別途データ用の3TB HDDも搭載したらしい

CrystalDiskInfo 5.6.0でドライブデータを取得。すでにサーバー用として活用していた旧モデル、電源投入回数に比べて使用時間が異様に長いという、サーバー機特有の傾向を示している

【Before】シングル構成ベンチマークテスト

【Before】CrystalDiskMark 3.0.2fベンチマークテスト（1000MB）	【Before】ATTO Disk Benchmark 2.47ベンチマークテスト

【After】RAID 0ベンチマークテスト

【After】CrystalDiskMark 3.0.2fベンチマークテスト（1000MB）	【After】ATTO Disk Benchmark 2.47ベンチマークテスト

「発売後すぐというわけではないのですが、私も『M5 Pro』買いましたよ。周りには素早く飛びついた人間も多くて、SHOP STAFF連中にはユーザーが多そうですね。実際シングル構成で計測してもスコアが高レベルで安定しているので、導入の安心感が違います。シーケンシャルもランダムアクセスもほぼ公称値がブレなく出ているので、正直なところ1台でも十分満足できるんじゃないでしょうか。

とはいえRAID 0構成にしてしまうと、さすがに別次元のパフォーマンスを見せてくれますね。シーケンシャル読込で1,000MB/sオーバー、ランダム読込・書込もワークステーションクラスですよ。以前ならPCI-Express接続のモデルじゃないとこのレベルの速度は考えられませんでしたが、今なら普通のオンボードRAIDに“もう1台”でOK。私のように既に持っているユーザーも、アップグレード目的で追加する価値はあると思います。いやぁ、この数字を見るのはクセになりますよ。

ちなみに元々勢いで買ったケースで組んだということもあって、最近はこのマシンも若干放置気味でした。正直なところ使い道に困ったので（？）サーバーにでもしようかと思っていましたが、ここまでの速さを見せつけられるとさすがに気が変わります。本来SSD RAIDはゲームマシンや重量級アプリの起動ディスクに威力抜群なので、私もあらためて使い道を探してみますよ。色々いじれて楽しかったので、組んだだけでもある程度満足していますけどね。」