「350D」外観チェック

内外装共にブラックに塗装された「350D」。筐体カラーはCORSAIRらしく1色展開

では早速、編集部に届けられた評価サンプルを使い、「350D」の外観からチェックをはじめていこう。冒頭でも触れたように、曲面を使わない直線デザインが象徴的な「Obsidian」シリーズだが、「350D」も歴代”末尾D”型番のシンプルなスタイルが受け継がれている。”飽きがこない”とは、やや”飽きた”表現だが、PCケースの顔であるフロントフェイスはフラットで、余分な装飾もなく、いつまでも古さを感じさせることはないはずだ。

ワンプッシュ着脱機能を備えたフロントパネル

フロントパネルはABS樹脂製ながら、露出部はヘアライン加工が施されたアルミを張り付けた2重構造を採用。5.25インチオープンベイ2段分のカットがあるだけのフルフラットパネルは、「Obsidian」シリーズ共通となるデザイン上の特長だ。

全体面積の3分の2を占める、着脱式フロントパネル。プッシュ式ロック機構を備え、簡単に取り外すことが可能。内部防塵フィルタのメンテナンスを容易に行うことができる
着脱式フロントパネルは露出部のみ全体の質感を高めるヘアライン加工。なお内部に装着される防塵フィルタも簡単に取り外しが可能で、メンテナンス性も良好

トップパネル

トップパネルには140mm口径ファン×2基が増設できる、ファン搭載スペースを用意。120mm口径ファン×2基での運用も可能で、CPUソケット周りの熱を素早く筐体外部に排出できるようになっている。

トップパネルで見るべきところといえば、冷却ファン増設スペース。詳細は冷却ファンセッションで解説する