エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.233
2013.05.15 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
続いてストレージデバイスの鉄板ベンチマークソフトの「CrystalDiskMark」を使って詳細に「Vertex3.20」の性能をチェックしていこう。なお、テストデータは「デフォルト(ランダム)」、「All 0×00 (0Fill)」、「All 0xFF (1Fill)」の3パターンを使用し、テストサイズは50MB/100MB/500MB/1000MBの4パターンで計測を行なっている。
テストデータ「デフォルト(ランダム)」の50MB | テストデータ「デフォルト(ランダム)」の100MB |
テストデータ「デフォルト(ランダム)」の500MB | テストデータ「デフォルト(ランダム)」の1000MB |
テストデータ「All 0×00 (0Fill)」の50MB | テストデータ「All 0×00 (0Fill)」の100MB |
テストデータ「All 0×00 (0Fill)」の500MB | テストデータ「All 0×00 (0Fill)」の1000MB |
テストデータ「All 0xFF (1Fill)」の50MB | テストデータ「All 0xFF (1Fill)」の100MB |
テストデータ「All 0xFF (1Fill)」の500MB | テストデータ「All 0xFF (1Fill)」の1000MB |
シーケンシャル読込は一般的なデータとなる「デフォルト(ランダム)」でも最高500MB/sec超えを実現。512Kランダム読込時も400MB/secオーバーと、読込中心の作業なら圧縮率の影響は気にしなくとも良いだろう。一方、「All 0×00 (0Fill)」、「All 0xFF (1Fill)」で500MB/sec前後だった書込は、「デフォルト(ランダム)」だと300MB/sec台まで落ち込んでいる。ただ、Intel製20nm NANDフラッシュメモリの採用とファームウェアの最適化により、最速クラスのSSDに迫るアクセス性能を発揮している。当然、「Vertex 3 Low Profile」からもパフォーマンスは向上している。
ランダムアクセスは、「4Kランダム」がテストデータに関係なく、読込30MB/sec台、書込60~70MB/sec台。NCQが効いている「4K QD32」は、テストデータや圧縮率で差は出るが、最大読込309MB/sec、最大書込349MB/secを計測。IOPSだと最大読込が75,000IOPS、最大書込が84,000IOPSをマーク。もちろん、「デフォルト(ランダム)」計測時も公称値をしっかり上回るIOPSになっている。