エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.234
2013.05.18 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
電源レビューでは毎度おなじみ、封を破って禁断の解剖を敢行。興味深い裏側をじっくりと観察してみよう |
高信頼性を誇る「Silencer Mk3 850W」は搭載コンポーネントも豪華。外観チェックの後は、電源レビューでは恒例となっている内部観察の時間だ。筺体を開梱すると、ヒートシンクや各種パーツ群が整然と並んだ内部構造を確認できる。
ただし通常ならこの時点でメーカー保証はさよなら。「Silencer Mk3 850W」のように7年間もの長期保証を棒に振ってしまうため、ここは画像で見るだけに留めておいた方がいいだろう。
低発熱な高効率設計のため、ヒートシンクはやや小振り。高さはコンデンサに合わせて揃えられ、全体的に背の低い印象を受ける |
冷却ファンの型番は「B1402512H」。Globe製の140mmファンで、回転数は最大1500rpm、風量102.4CFM、ノイズレベルは34.3db。電源本体の負荷に応じて回転数は可変する |
入力フィルター部には、「Dual Thermal Control System」用の基板も用意。冷却ファンはここを経由して接続されている |
中央に配置された、VIKING B-2シリーズのメイントランス「AMP-E4220 04A」 |
こちらはメイントランス両脇に配置されたサブトランス「AMP-EEL19 06A」と「AMP-EEL19 07A」 |
低発熱な電源ユニットとあってヒートシンクはやや小振り。ただし「Silent Mode」設定中の低負荷状態では、このヒートシンクのみで冷却をまかなう仕様だ |
日本ケミコン製の105℃コンデンサを搭載。400V耐圧390μFの「KMR」シリーズ「ODPF6M」と、同じく「KMQ」シリーズの400V耐圧330μF「O60C4M」 |
コンデンサ脇に設置されていた、大型のトロイダル型チョークコイル | Schrack Technik製電源リレー「RT334012」 |