エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.235
2013.05.20 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
パーツ点数やその詳細を確認したところで、ここからは実際に組み込みを行ってみよう。バラバラの状態ではおおよそPCケースとは思えない「D-Frame」。イラスト付き詳細マニュアルと部品番号を確認しつつ、順を追って作業を進めていく。
まずは「D-Frame」全体を形成する骨格部分から組上げていく。建造物や自動車同様、まずは基礎となるフレーム部分が重要というワケだ。
ちなみにアルミ製パイプは、タングステンと不活性ガスによる溶接「TIG」(Tungsten inert gas)で製造され、溶接箇所の仕上がりもよく、塗装も美しい。
ゴム製【B-10-10】を、マザーボードプレートの四隅の穴に挟み込むように装着 | トップ面【B-04】とボトム面【B-01】各2カ所に金属製【B-10-03】をはめ込む |
トップ面とボトム面にあたるアルミ製パイプに、【B-10-03】を装着すれば下準備は完了 |
次にトップ面とボトム面にあたるアルミ製パイプと、前後のアルミ製パイプをマザーボードプレートにジョイントする。現状まだ仮組状態だが、ネジ固定することなくキチンと自立する。
すでにこの状態で「D-Frame」の完成型に近い形になった。次に仮組みしたフレームのアルミ製パイプに4本のシャフト【B-10-01】を通し、各フレーム固定の準備を行う。
金属製【B-10-08】をマザーボードプレート背面側4カ所のパイプに装着 |
次にネジ山が切られている4本のシャフト【B-10-01】をアルミ製パイプに貫通させると、剛性が格段に向上。なおシャフトは強化ガラス製サイドパネル装着まで剥き出しになるため、怪我に注意 |
4本のシャフト【B-10-01】をアルミ製パイプに通し、準備が終われば六角ナット【B-10-05】を付属のコンビネーションレンチで締め付ける。コンビネーションレンチが2本付属する理由は、シャフトの左右を固定する六角ナット【B-10-05】を同時に締めつけるため。片側のみにトルクをかける事で、シャフトの空回りを防いでくれる。
六角ナット固定の前に、もう片方のアルミ製パイプ部に金属製【B-10-08】をはめ込んでおく |
六角ナット【B-10-05】計8個をシャフトのネジ山に締め付けていく。付属のコンビネーションレンチはここで初めて活躍する |
ここまでの手順で「D-Frame」の骨格は完成。各パーツのジョイントも誤差が無く、気持ちよく組みあがっていく |