専用オペアンプやSN比115dBの低ノイズオーディオチップなどこだわりのサウンド回路

「Z87 MPOWER MAX」では、ヘッドフォン向け専用オペアンプや、高品質コンデンサなど、充実したサウンド回路も特徴のひとつ。さらにオーディオチップには、SN比115dBを誇るRealtek「ALC1150」を搭載し、オンボードサウンドながら原音に忠実なオーディオ再生を実現した。

オーディオチップは、SN比115dBのRealtek「ALC1150」。EMCノイズを防ぐためシールドでカバーされている

試用機では、オーディオ周りのコンデンサに日本ケミコン製を採用。またフロント/リアにそれぞれTI製オペアンプ「OPA1652」を搭載し、最大600Ωのハイインピーダンスヘッドフォンをサポートする

バックパネル部をチェック

バックパネルインターフェイスは、USB3.0×6、USB2.0×2、ギガビットLAN×1、オーディオ端子×6、光オーディオ端子×1、PS2×1、HDMI×2、DisplayPort×1と充実した構成。またBluetooth/WiFiモジュール搭載スペースも用意されている。

ディスプレイ出力はHDMI×2、DisplayPort×1の3系統で、トリプルディスプレイをサポート

付属Wi-Fi/Bluetoothモジュール。搭載チップはIntel Centrino Wireless-N 2230で、無線LANの最大転送速度は300Mbps

モジュールはバックパネルの専用スロットに装着。なおアンテナは2本付属される

搭載チップや気になるコネクタなどをチェックする

最後に基板上に搭載されているチップやコネクタについて、まとめてチェックしておこう。

オーバークロック向け機能が実装される関係で、ピンヘッダ類は基本右下に配置

SATAポート脇に配置されるUSB3.0ピンヘッダ。コネクタの向きは縦・横2種類が用意され、ケースによって使い分けることができる

電源コネクタはATX 24pin、CPU 8pin×2構成。なおCPU 8pinは片側接続でも起動可能

ネットワークチップはQualcomm Atheros「Killer E2205」。パフォーマンスについてはこちらのレビューに詳しいので合わせて参照いただきたい	デジタルPWMコントローラIR「IR3563B」
ASMedia製USB3.0コントローラチップ「ASM1074」	ルネサス製USB3.0コントローラチップ「μD720202」
HDMI/DVIレベルシフターNXP「PTN3360DBS」	SATA3.0コントローラASMedia「ASM1061」
PCI-ExpressシグナルスイッチPericom「PI3PCIE 3415ZHE」
	I/OコントローラNuvoton「NCT6779D」