期待のNewモデル「RAVEN 4」外観スタイルチェック

歴代「RAVEN」シリーズからはコンパクトに見える「RAVEN 4」

国内正規代理店であるマスタードシードのリリース資料よると、「容積が小さくなったにもかかわらず、ドライブ搭載能力とケーブルマネジメント、さらにファンフィルターへのアクセスなど、メンテナンス性が向上」したという。さらに「高い冷却パフォーマンスも確保されている」とされ、その進化振りは大いに期待できる。ここからは既存「RAVEN」シリーズを忘れ、「RAVEN 4」の外観スタイルから順に詳細を解説していこう。

マザーボードトレイが左面にレイアウトされるため、組み込みは右サイドパネルを開くことになる。お間違えなきよう

開閉ドアが付いたフロントパネル

「RAVEN 4」にはシリーズ初となる、開閉ドアが付けられた。強化プラスチックでできたフロントドアは、左開き。マグネットによる固定式で、光学ドライブなどを使用しない時の外観デザインを損なうことがない。

強化プラスチック製のフロントドアには、トップパネル同様、ライン状の溝が刻まれている
防塵フィルタが装着された、着脱式フロントパネル。4カ所のツメ固定式により簡単に取り外す事ができる。メンテナンス性への配慮が窺える仕様

PowerスイッチとResetスイッチ

最も頻繁に触れることになるPowerスイッチと、Resetスイッチは、フロントドアトップ部にレイアウトされる。スイッチユニット自体はシャーシ側に内臓。フロントドア部にあるプッシュボタン裏には、それを押す突起が設けられていた。

スイッチユニット自体はシャーシ側に内臓。ドア部にもプッシュボタンが用意され、オープン/クローズ時いずれも操作ができる仕組み

右側面にあるフロントI/Oポート

フロントパネル全面がカバーされるドアにより、フロントI/Oポートは右側面上部に配置されている。用意されるのは、USB3.0×2ポートと、ヘッドフォンおよびマイク端子のみ。近頃のPCケースとしてはシンプルな部類だ。

本体を右壁面に設置した場合、アクセス不能に陥るだけに、不便を感じる人もいるだろう。ここは要改善といったところかもしれない