着脱が容易な強化プラスチック製トップパネル

トップパネルもフロントドア同様、強化プラスチック製が採用されている。デザインはフロントドアのラインがそのまま引き継がれ、リア部は電源ユニットのために通気口が設けられている。なお着脱方法は、後方側面にある2本のハンドスクリューを外し、トップパネル全体をリア方向にずらすことで、簡単に取り外すことができる。

トップパネルは強化プラスチック製。後方には通気口が設けられている
2本のハンドスクリューで固定されており、着脱は極めて簡単。なお通気口部分には、防塵フィルタが装着されていた

複数の穴が気になるボトム部

本体を横倒しにし、ボトム部をチェックしておく。電源ユニットがトップレイアウトだけに、ボトム部はフラットかと思いきや、たくさんの穴が空けられていた。さてこれらの穴は何に使うのだろうか。気になる答えは検証を進めるうちに明らかになっていく。

インシュレーターにあたる接地面4カ所はスクエアタイプで、いずれも防振ラバーを装着。比較的面積が広いために安定性は高そうだ

おおよその内部構造が読み取れるリア部

リア部をチェックすると、最上部には電源ユニットマウント用開口部、中央には全8段の拡張スロットとその横に通気口。下段には120mm口径ファン増設用スペースと、バックパネルI/O開口部が確認できる

何も考えずに眺めると違和感ナシだが、よく見るとバックパネルI/Oのレイアウトが逆である事に気が付く。PCケースのリア部だけを見ても、おおよその内部構造を読み取る事ができるのだ

リア右下にはSilverStoneのオプションアクセサリー「CLEARCMOS」搭載用スペースが用意されている。ブラケットからスイッチ部分を外し、2本のネジでシャーシに固定。外部からCMOSクリアができる

縦横比の錯覚を起こすウインドウ付サイドパネル

縦長の「RAVEN 4」は、サイドパネルの縦横比も一般的なPCケースとは異なり、高さが横幅を勝っている。左右のサイドパネルを実際に計測したところ、幅約400mmに対し、高さ約505mmだった。

一般的なPCケースと違い、背の高いサイドパネル。アクリル窓の開口部は、実測で幅約280mm×高さ約360mmだった