エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.245
2013.06.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
アイテムとしての存在感も買い物における満足度を決める重要な要素。その点重厚な「N770GTX Twin Frozr 4S OC」は実に買ったぞ感が味わえるグラフィックスカードだ。100mm径のファンを並べた大型クーラーのおかげもあってズシリと重く、カードサイズはW260×D126×H38mmと大きい。やや幅広なデザインのためケース内にはそれなりの余裕が欲しいものの、見た目のカッコよさで選んでも後悔しなさそうな風格がある。
なお、出力インターフェイスはDual Link DVI-I×1、Dual Link DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1の4系統を備え、4画面出力にも対応している。
基板を放熱用のアルミプレートでカバーし、大型ヒートシンクをデュアルファンとサンドイッチにした「Twin Frozr」。今回搭載の“4S”は騒音を低減した静音仕様に仕上げられている |
ハイエンドGPUを搭載するグラフィックスカードには、優れたGPUクーラーが欠かせない。MSIオリジナルの「Twin Frozr」はデュアルファン搭載モデルの元祖的な存在だが、今回「N770GTX Twin Frozr 4S OC」に実装された「Twin Frozr 4S」には、新たに静音重視のカスタマイズが施されている。
100mm径のプロペラブレードファンに極太8mm径のスーパーパイプ、さらに銅製ベースのヒートシンクを組み合わせるというおなじみな構成ながら、高負荷時でも騒音を35dBに低減。また、エアフローをヒートパイプの方向へ誘導する新機能Airflow Control technologyも追加され、冷却性能と静音性を高いレベルで両立させている。