エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.245
2013.06.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからはゲームベンチを使用して、実際のゲーミングシーンにおける「N770GTX Twin Frozr 4S OC」のパフォーマンスをみていこう。まずは8月に発売を控える大型MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の2期目タイトル“新生エオルゼア”のベンチマークテストから。品質設定はもちろん“最高品質”をチョイスし、解像度を1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンにセットして計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編 |
いずれも“新生エオルゼア”が最高画質で快適動作するのはもちろんだが、CPUがボトルネックになっているせいかスコア差は“OC Mode”と定格比でも最大4%ほど。ただし高解像度環境になると差が拡大する傾向は同じなため、あとひと押しのパフォーマンスが欲しい場合は「Gaming APP」を試してみることをオススメしたい。
続いてはこちらも人気のMMORPGタイトル「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークテスト。ある程度低コストな環境でも動いてしまう軽めのベンチマークながら、クロック上昇がどれだけスコアに影響するかをチェックしてみよう。品質設定はプリセットの「簡易描画設定」を最大の“5”にセット、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択してテストを行った。
ファンタシースターオンライン2ベンチマーク |
軽めなベンチマークということもあり、グラフィックスカードのクロック差がある程度素直にスコアに現れている。基本的にGTX 770カードならどの環境でも快適に動くのは間違いないものの、“OC Mode”と定格比で10%以上のスコア差が開いているのはさすが。本来のリファレンスとはもう少し差が開くであろうことを考えると、「Gaming APP」による“ワンクリックブースト”の恩恵はかなり大きいといえる。
最後にテストするのは、この「N770GTX Twin Frozr 4S OC」にもダウンロードクーポンが付属する、バイオハザード最新作「バイオハザード6」のPC版ベンチマークだ。パッケージも丸ごと“バイオハザード仕様”なだけに、当然最高レベルの快適さでプレイできることが期待される。なお、品質設定は初期設定のまま(最高品質)とし、解像度のみを1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンに切替えてテストを行った。
バイオハザード6ベンチマーク |
ひとまずベンチマーク結果から総括すると、GTX 770搭載カードであれば「バイオハザード6」の快適動作は疑いない。買ってすぐにバリバリ遊べるゲームがついてくるというのは、やはり嬉しいものだ。一方でクロック別のスコア差の方は、低解像度ではパッとしないものの高解像度では十分に効果アリ。特に難しい手順を必要としないこともあり、ゲームの間だけ“OC Mode”、あるいは“Gaming Mode”動作という手もあるだろう。