エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.250
2013.07.24 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ここからは「BRIX」を実際に動作させてパフォーマンスをチェックしていく。冒頭でも触れたが、今回拝借した検証機にはMicron社製のmSATA対応SSD「M500 mSATA」シリーズ(型番:CT120M500SSD3/120GBモデル)とCFD販売株式会社のDDR3 SO-DIMM「W3N1333Q-4G」(ELIXIRチップ/DDR3-1333/4GB×2枚セット)が搭載されていた。
実際に店頭に並ぶ際「BRIX」はベアボーンとして提供されるため、自由にカスタマイズが可能。より高速なmSATA SSDや最大16GB(8GB×2)までメモリを増設することもできる。なお、テスト環境は以下の通りだ。
CPU-Z 1.63を使ってCPUを確認。モデル名が「Core i5-3427U」と表記されているが、スペックの欄に記載されている「Core i5-3337U」が正しい | |
Windows 8エクスペリエンスインデックスを確認しておく。最も低いスコアとなった“グラフィックス”でも「4.9」とまずまずのパフォーマンス。小型のWindows 8搭載マシンとして十分に活躍してくれそうだ |
TDP17Wのモバイル向けCPU、Core i5-3337Uを採用するとはいえ、小型筺体に詰め込まれたシステムの温度はやはり気になるところ。そこで、ストレスツール「OCCT 4.4.0」による60分間のテストを行いCPU温度を確認してみた(HWmonitor Version 1.2.3.0にて計測)。ちなみに、今回のテストはエアコンの効いた室温27℃という環境にて動作させている。
「BRIX」(型番:GB-XM11-3337)のOCCT 4.4.0の結果 |
テストの結果、アイドル時で53℃、高負荷時で86℃となった。ケースの3方向に設けられた通風孔からは熱気を感じ、さらに筺体全体もそれなりに熱を持つ。また「SpeedFan 4.49」で計測したファンの回転数は、高負荷時でおよそ5,800rpm前後(起動後5分~10分のアイドル時は約1,700rpm)。アイドル時は全く気にならないファンの動作音も、さすがに高負荷時ではブロアー式ファンが頑張って冷却しているため、なかなかの音を発していた。