エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.251
2013.07.27 更新
文:GDM編集部 池西 樹
GIGABYTE「G1.Sniper 5」 実勢価格45,000円前後 製品情報(日本ギガバイト) |
今回検証する「G1.Sniper 5」は、最新ゲーミングマザーボード「G1-Killer」シリーズのフラグシップモデル。チップセットにはIntel Z87 Expressチップを採用し、品質規格は「Ultra Durable(TM) 5 Plus」に準拠する。また電源回路には、定評のあるInternational Rectifier(以下IR)製デジタルPWMコントローラとIR製ICチップ「PowIRstage(R)」を採用し、ゲームプレイのような高負荷が長時間続く環境でも、温度上昇を抑え、安定した電源供給を実現している。
ゲーミングPCで最も重要な安定性を確保するため、徹底的にこだわった電源周り |
歴代の「G1.Sniper」シリーズと同様、音質にこだわったサウンド回路も特徴のひとつ。周囲のコンポーネントからのノイズを防ぐため、サウンド回路はアナログ・オーディオ分を分離させた設計がなされている。さらにCreativeのクアッドコアプロセッサ「Sound Core3D」や交換可能なスピーカー用オペアンプ、ニチコン製オーディオ用コンデンサなど、搭載コンポーネントにもこだわり、ハイエンドサウンドカードに匹敵する高音質なサウンド環境を提供する。
ブラックを基調にグリーンが映える「G1.Sniper 5」。さまざまな機能を詰め込んでいるため、フォームファクタはE-ATXサイズ | |
基板背面には、目立ったコンポーネントは搭載されずシンプルな構成だ |
続いて、拡張面に目を向けると、SATA3.0(6Gbps)とUSB3.0をそれぞれ10ポート実装。拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×2、PCI-Express3.0(x8)×2(x16形状)、PCI-Express2.0(x1)×3を備え、PLX製ブリッジチップにより、4-Way NVIDIA SLI/AMD CrossFireXをサポート。またKillerシリーズとIntelチップのデュアルギガビットLANや、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN/Bluetoothコンボカードを標準装備するなど、ゲーマーが要求する機能はほぼすべて網羅されている。
ブラックを基調としたシックなデザインのパッケージ。サイズは実測で380×320×130mmとかなり大柄 | パッケージ裏面には各種機能の詳細な説明が記載されていた |
付属品一式。マニュアルやドライバCDの他、交換用オペアンプキット、4-Way SLIブリッジ、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN/Bluetoothコンボカードなどが同梱される |
なお「G1.Sniper 5」シリーズには、今回検証する「G1.Sniper 5」以外にも魅力的な製品がラインナップされている。そこでレビューを進める前に、その他の製品についても簡単に紹介しておこう。