エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.252
2013.07.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからは実際に「N780GTX Twin Frozr 4S OC」を動作させ、パフォーマンスレベルを検証していく。比較の対象としてはMSI製の定番ユーティリティ「Afterburner 2.3.1」を使用してリファレンススペックを再現したほか、同社が「GAMING Series」向けに公開している簡易オーバークロックユーティリティ「Gaming APP」のメニューから”OC Mode”を選択。3パターンの異なる動作クロックでベンチマーク計測を行うことにした。
ワンクリックでオーバークロックが完了する簡易OCツール「Gaming APP」。“OC Mode”にセットすることでクロックが1,045MHzまで上昇した | |
「GPU-Z 0.7.2」で動作クロックをチェック。出荷時の状態でも公称の954MHzを上回る1,006MHzで動作していること分かる |
早速「Gaming APP」を起動してみたところ、“OC Mode”では動作クロックがメーカー公称の1,006MHzを上回る1,045MHzをマーク。リファレンスのブーストクロック(902MHz)に比べ143MHzのクロックアップとなった。ただし一方の“リファレンス仕様”の方は966.8MHzまでしかクロックが低下しなかったため、こちらは参考値としてとらえていただければ幸いだ。なお、テストに使用した環境は以下の表を参照のこと。
MSIの定番ユーティリティ「Afterburner 2.3.1」でリファレンスクロックに調整。3パターンの計測を行なっていく |
コアベースクロックをリファレンスに調整したところ、ブーストクロックは通常より高い966.8MHzまで上昇した。なお、アイドル時は省電力機能のおかげで、コアクロック324MHz、メモリクロック162MHzまで低下している |