エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.252
2013.07.29 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからはゲームベンチを使用し、実際のプレイシーンを想定したパフォーマンスチェックへシフト。先頭は8月に発売を控える大型MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の2期目タイトル“新生エオルゼア”のベンチマークテストをチョイス。ハイエンドモデルだけに品質プリセットはもちろん“最高品質”にセットし、1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンの解像度でテストを行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編 |
いずれのクロックでも“新生エオルゼア”の快適プレイは疑いなし。高解像度設定においても、かなりリッチなプレイ環境が約束されている。もっともスコアの方はCPUがボトルネックになっているせいか、“OC Mode”とリファレンス比でもややおとなしめ。ただし負荷の大きい高解像度環境においてはスコア差が6%に拡大している点は注目で、より厳しい負荷状況でこそ動作クロックの違いが生きてくることが分かる。カスタム仕様のグラフィックスカードを手に取る価値は十分にあるだろう。
続いてはこちらも人気のオンラインタイトルから、「ファンタシースターオンライン2」のベンチマークテストを使用した計測を行った。品質設定はプリセットの「簡易描画設定」を最大の“5”にセットし、1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンの解像度設定を選択している。
ファンタシースターオンライン2ベンチマーク |
軽めの負荷ながら素直にスコア差が現れるテストだけに、“OC Mode”はリファレンス比で8~10%上回るなど、威力を発揮。出荷時クロックも最大で5%以上リファレンススペックに水をあけており、オーバークロックによるクロック差がうまく機能している。結果はややオーバースペック気味ではあるものの、簡易OCの効果が目に見えるのは何やらお得な感じがする。
さて、最後はこの「N780GTX Twin Frozr 4S OC」にもダウンロードクーポンが付属する、バイオハザード最新作「バイオハザード6」のPC版ベンチマークテストだ。品質設定は初期設定のまま(最高品質)とし、解像度のみを1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンに切替えてテストを行っている。
バイオハザード6ベンチマーク |
こちらもCPUがボトルネックになっているきらいがあるものの、「バイオハザード6」の快適プレイは間違いなしの結果になった。一方でリファレンスとの比較では、低解像度で最大で3%ほどと控えめなものの、負荷の大きい高解像度時にスコア差が拡大。これまで通り動作クロックの高さがパフォーマンスにしっかり影響を及ぼしている。細かい設定が必要ならいざしらず、ワンクリックの“OC Mode”で効果があるなら試さない手はないだろう。