エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.257
2013.08.10 更新
文:テクニカルライター・藤田忠
最後はSSDのシーケンシャルアクセスの最高性能を見るのに最適な「ATTO Disk Benchmark 2.47」を確認しよう。
ATTO Disk Benchmark 2.47 |
読込、書込ともOCZの公称値を上回っており、読込最高550MB/sec、書込最高526MB/secと、SATA3.0(6Gbps)の実行速度600MB/secに迫るパフォーマンスを発揮している。
フラグシップSSDの「Vector」シリーズに迫る性能を発揮する「Vertex 450」 |
20/1xnmプロセスのNANDフラッシュに最適化されたコントローラの「Barefoot 3 M10」と、Micron製の製造プロセス20nmのNANDフラッシュを採用する「Vertex 450」シリーズは、フラッグシップSSDと言っても遜色ないアクセス性能を発揮。書込時に若干ブレが起こることもあったが、その性能は「Vector」シリーズ譲りといった感じで、なかなか魅力的といえるだろう。
ただ、ネックはその価格帯。OCZ製SSD最高のパフォーマンスと安定性を発揮する「Vector」シリーズとの価格差が小さく、SSD市場全体から見ても、256GBで29,000円前後という価格は、どうしても割高に感じてしまう。1ドル=100円前後の為替の影響も大きいが、是非ともOCZ Technologyと国内正規代理店となる株式会社アスクには頑張ってほしいところだ。