エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.258
2013.08.17 更新
文:GDM編集部 池西 樹/松枝 清顕
ウルトラハイエンドBTO、「PASSANT Ex DeVIL GaMERz FX」の高いパフォーマンスは想像通りのものだった。ここからは異次元の処理能力を実現する、PC本体の内部構造に迫っていきたい。
なお今回編集部に届けられた評価機は、一般発売開始前の最終版に近いプロトタイプ。フェイスの製品サイトに掲載されている構成パーツとは若干の違いがある事をお断りしておかなければならない。
「PASSANT Ex DeVIL GaMERz FX」のサイドパネルを外し、内部の様子をじっくり探っていこう |
PCの安定動作を司る、重要な構成部品のひとつが電源ユニットだ。執筆現在、フェイスの製品サイトを確認すると、Seasonicの80PLUS GOLD認証モデル「SS-1250XM」(1,250W)が採用されている。だが、評価機に搭載されていたのは、ENERMAX製の80PLUS PLATINUM認証「EPM1200EWT」(1,200W)だった。ハイエンド構成のBTOだけに、拡張性を考慮して1,000W以上のモデルは必須という事だろう。無駄な熱と電気的ロスが抑えられた高効率電源である事も必須条件。さらに構成パーツが多く、多数のケーブルを使うことから、やはりモジュラー式が有利である事は言うまでもない。
評価機に搭載されていたのは、ENERMAX「EPM1200EWT」。ATX 24pinメインコネクタ含め、フルモジュラー仕様で扱いやすい | |
PCケース「CM Storm Trooper」の電源ユニット搭載部には、スライド着脱式の防塵フィルタを装備。PC設置状態で背面から引き出せば、付着したホコリを簡単に掃除する事ができる |
標準搭載されるメモリは、高い信頼性で自作市場でも指名買いが多い、CENTURY MICRO製が採用されている。評価機から抜き出してみると、1866MHzのDDR3(PC3-14900)モデルで、8GBが2枚装着されていた。
あくまで評価機搭載品だが、Made in JapanのCENTURY MICRO製8GBメモリ×2枚が装着されていた。CASレイテンシはCL=13-13-13で、搭載チップはSK hynix製だった |