縦置き電源ユニット搭載スペース

電源ユニットは独特な内部設計により、ミドルタワークラス以上の床面積を持ちながら、スリム型PCケースではよくありがちな縦置きレイアウトが採用されている。
　縦置きマウントにする事でのデメリットといえば、電源ユニットの吸気ファンがサイドパネル側になるため、PCケース本体を右側の壁に密着させて設置ができない。左側にアクリルウィンドウがあるため、どうしても右側が壁になりがちだが、吸気スペースの確保は必須だけに、若干の設置条件がある事は頭に入れておこう。

電源ユニット搭載スペースは、右側面下部。縦マウントレイアウトが採用されているため、電源ユニット底面にあたるサイドパネル部分には通気孔が設けられている
電源ユニット搭載エリアには障害物がないため、かなりのロングタイプでもマウントはできそうだ。ちなみにメーカー公称値は奥行き200mmまでとされている
200mmまでの理由はコレ。電源ユニットの固定は、リア面とのネジ留めに加え、ボトム部にはガイドが装備されている。電源ユニットの奥行きに合わせて位置を決め、ハンドスクリューで固定。ボトム部には予めネジ穴が複数用意されており、この穴が奥行き200mmまでというワケだ

大きなCPUクーラーカットアウト

マザーボードトレイのCPUクーラーカットアウト（メンテナンスホール）は開口部が広く、CPUクーラーの換装やメンテナンスを容易に行うことができるだろう。ちなみに開口部に一部被っているのは、2.5インチ専用シャドウベイ。作業を邪魔するようなら一時取り外してしまえばいい。

CPUクーラーカットアウトの開口部を測ると、横約195×縦約148mm（最大部）だった

付属品総点検

次に行う組み込みを前に、「Carbide Air 540」の付属品を総点検しておこう。組み込みに使用するネジ類は、茶箱に収められている。なおこの茶箱は3.5インチサイズ（幅）で作られており、ボトム面にあるシャドウベイに固定されていた。

ファン用ネジ（ショートタイプ）	マザーボード・HDD用ネジ
光学ドライブ/SSD用ネジ	マザーボードスタンドオフ
ケーブルタイ	マニュアル