極めて画期的なオールインワン水冷ユニットの誕生

国内市場で8月のお盆休み前から発売が開始された「Reserator3 MAX」

多くのオールインワン水冷ユニット同様、ラジエターとウォーターブロックで構成

ここからはZALMAN待望の新作水冷ユニット「Reserator3 MAX」の細部にメスを入れていこう。製品は多くのオールインワン水冷ユニット同様、ポンプ一体型ウォーターブロックとチューブ、そしてラジエターで構成され、大きな違いはない。しかし「Reserator3 MAX」最大の特徴は、ラジエター部分にある。

ラジエターといえば、このスタイルが定番

CPUクーラーと見紛うラジエター

「Reserator3 MAX」で最も特徴的なラジエター。まるでCPUクーラーだ

「Reserator3 MAX」最大の特徴となるラジエターからチェックをはじめていこう。外周側面から2本のチューブがあることから、かろうじて一般的な空冷ではない事は分かるものの、CPUソケットに直接搭載する空冷・水冷ハイブリッドクーラーのようにも見える。これが正真正銘ラジエターだというから驚きで、多くの自作派から注目が集まるのは当然だろう。次にラジエターの構造を詳細に見ていこう。

2本のチューブさえなければ、スタイルはいかにも「ZALMAN製」の空冷トップフロー型CPUクーラー
底面を見ると、中心部に受熱ベースが見当たらず、CPUクーラーではない事が「確定」。なおケーブルは冷却ファン給電用で、4pin（PWM）タイプコネクタが採用されている
液漏れの心配は無用なチューブ接合部分の作りも申し分なし。ラジエター外周のプロテクターには、ZALMANのロゴがあしらわれている
フィン部分だけをフォーカスして見ると、完全に空冷クーラー。角部は丸くカットされ、工作精度は高い