エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.261
2013.08.29 更新
文:GDM編集部 Tawashi
ASRockオリジナルの高速化技術「XFast 555テクノロジー」ロゴが目立つパッケージ。サイズは実測値でW365×D125×H315mmとマザーボードのパッケージでは最大クラス |
レビューで使用する主要機材のスペック確認が終わったところで、本稿の主役である「990FX Extreme9」をさらに詳しくみていくことにする。ASRockのAMD系マザーボードとしては最上位に位置する同製品。やはり豪華な作りが特徴だ。まずはパッケージおよび付属品からチェック開始。
CPUの性能向上に伴い、多くのプラットフォームが1チップ化されているが、Socket AM3+プラットフォームでは、未だにノースブリッジとサウスブリッジの2種類のチップセットで構成される。よって特徴的な形状のヒートシンクも各々に装着されている。
TDP220Wというある意味“規格外”のCPUを受け止められるマザーボードは少ない。その理由が電源周り。その点「990FX Extreme9」であれば、しっかりと安定動作させることができる |
「FX-9590」を安定動作させる上で最も重要なのが、CPUソケット周辺の電源周りだろう。その電源回路は、デジタル制御の12+2フェーズデザインで、MOSFETには発熱の少ないデュアルスタックMOSFETを採用する。さらにヒートパイプを備えた大型のヒートシンクを搭載させることで、MOSFETの熱を効率よく冷却し、オーバークロック運用でも安定動作を実現させた。
ヒートシンクを外すと顔を出す「デュアルスタックMOSFET」。画像で分かる通り2つのダイを積み重ねた積層構造が特徴だ | ゴールドコーティングを施した100%日本メーカー製導電性高分子コンデンサを採用する |