エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.263
2013.09.06 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
まず手始めに、3Dベンチマークソフトの大定番「3DMark」の計測からスタートしよう。ミドルレンジのグラフィックスカードとして、プリセット設定はDirectX 11対応の「Fire Strike」をチョイス。さらに最高レベルの高負荷環境を想定した「Fire Strike」の“Extreme”プリセットでも計測を行っている。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” |
「Fire Strike」の結果から見ていくと、動作クロックの差がスコアに反映され、“OCバージョン”は出荷時クロックに比べ6%前後パフォーマンスで優越している。より負荷の大きい“Extreme”プリセットではさらに差が拡大し、約8%ほどに。特にGraphic Scoreで違いが大きく出ているところから、オーバークロックの効果は確実に威力を発揮しているようだ。
次もDirectX 11に完全対応する3Dベンチマークテストより、「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」による計測を行っていく。プリセット設定は“Basic”に加え、より高負荷な“Extreme”を合わせて選択。テッセレーションを駆使した最新の3D環境におけるパフォーマンスをチェックしてみよう。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
“Basic”ではスコア差が4~6%ほどと「3DMark」より大人しめな結果だったものの、“Extreme”では“OCバージョン”が7~9%ほど差を開けている。より高負荷な環境で動作クロックの違いが現れており、未検証ながらリファレンススペックとは10%以上の差がつくのは間違いないだろう。