エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.264
2013.09.12 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは、各種ベンチマークソフトを使い「iChill GTX 780 Accelero Hybrid」の実力を検証していくことにしよう。なお、従来であればチューニングツールでリファレンスクロックを再現し(ダウンクロック)、標準スペックに対するアドバンテージを確認するところだが、今回2種類用意したチューニングツールのコアクロック設定範囲は、いずれも-105MHzまで。+157MHzと大きくオーバークロックされた「iChill GTX 780 Accelero Hybrid」では、915MHzまでしか下げることができなかった。おおよその性能差を把握することはできるが、あくまでも参考値としてとらえていただければと思う。
まずは定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」による計測から開始。ハイエンドグラフィックスカードということで、プリセット設定には当然ながらDirectX 11対応の「Fire Strike」をチョイス。さらに最高レベルの負荷環境を想定して、“Extreme”プリセットでも計測をしている。
Fire Strike | |
Fire Strike:Extreme” |
「Fire Strike」のスコアをみる限り、チューニングの効果は絶大だ。リファレンス想定の915MHz/6,008MHzとの比較では、Graphics Scoreで約9%、総合スコアでも約8%と大差をつけて勝利。コアクロック863MHzのリファレンスモデルからは、確実に10%以上のパフォーマンス向上が見込めるはずだ。