エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.264
2013.09.12 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いては、テッセレーションを駆使した3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」による計測を実施。プリセット設定は、DirectX 9のAPIを使う“Basic”と、Direct X11のAPIを使う“Extreme”を選択。最新の3D環境におけるパフォーマンスをチェックしていく。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic”(fps) | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme”(fps) |
比較的負荷の軽い“Basic”はもちろん、負荷の高い“Extreme”でもAverage FPSが60FPSを超えているのは、さすがといったところ。Min FPSも30FPS前後で落ち着いており、テスト中にコマ落ちが発生する場面はまったくなかった。またチューニングの効果は、“Basic”で約7%、“Extreme”では約8%と大きく、こちらもリファレンスモデルに対するアドバンテージが証明された形となった。
定番ベンチマークの計測が終了したところで、ここからはゲームベンチマークを使用して実際のゲーム性能を確認していこう。まずはDirectX 11世代の代表作「LostPlanet2ベンチマーク」から。解像度設定は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターン、品質設定は「アンチエイリアス」を“CSAA32X”、それ以外はすべて“HIGH”にしている。
LostPlanet2ベンチマーク(fps) |
登場当時は重量級ベンチマークとして名を馳せた「LostPlanet2ベンチマーク」だが、NVIDIA GeForce GTX 780ならフルHD解像度でもまだまだ余裕。懐に余裕があるなら、27インチクラスのWQHD(2,560×1,440ドット)解像度に挑戦してみるのもいいだろう。ちなみに、チューニングの効果はいずれの解像度でも約3%と小さく、CPUがボトルネックとなっている可能性がある。
続いては、先日正式サービスが開始されたスクエア・エニックス「ファイナルファンタジーXIV」の2期目タイトル“新生エオルゼア”対応ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」。品質設定のプリセットは“最高品質”にセットし、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンで計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編 |
いずれの解像度でも“非常に快適”な動作が保証される“7,000”を軽々クリアし、「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」への対応も心配なし。チューニングの効果は、低解像度では約3%と小さいが、高解像度では約8%とこちらも十分だ。フルHD解像度がスタンダートであることを考慮すれば、チューニングモデルを購入するメリットは大きいと言える。
次に、アクションホラーゲームの最新作「バイオハザード6」のPC版ベンチマークテストを確認しておこう。こちらも品質設定は“最高品質”とし、解像度のみを1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンに切替えてテストを行っている。
バイオハザード6ベンチマーク |
低解像度では、CPUがボトルネックとなりスコアはほぼ横並び。一方、高解像度では約7%とオーバークロックによる優位性がしっかりと現れている。「iChill GTX 780 Accelero Hybrid」では、メモリクロックもチューニングされているため、メモリの負荷が上がる高解像度ではより効果が顕著になる傾向があるようだ。