エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.266
2013.09.21 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
いよいよここからはベンチマークテストを使用した「N780GTX Lightning」のパフォーマンスチェックだ。もちろんオーバークロックを意識したエンスー向けモデルとあって、テストに当たっては「Afterburner 2.3.1」によるクロック調整を施した“OCバージョン”を比較対象として用意する。なお、設定項目の制限上定格相当までのダウンクロックができなかったため、今回は出荷時クロックとの2本立てで動作を検証していこうと思う。
コアベースクロック1,083MHz、メモリクロックは6,208MHzまで向上している。高負荷環境においては、ブーストクロック1,215MHzで動作していた |
そしてオーバークロックに際しては、各種制限を解除したOC用の「LN2 BIOS」にスイッチ。その結果、リファレンスと比較してコアベースクロックが+220MHzの1,083MHz、メモリクロックが+200MHzの6,208MHz(データレート)、ブーストクロックは実に+315MHzとなる1,215MHzまでアップした。「N780GTX Lightning」もかなりバランスのいいチューニングが施されているものの、ある程度の伸びしろは期待できそうだ。
なお、今回テスト環境には発売されて間もないIvy Bridge-E構成を用意。CPUはCore i7-4930K、マザーボードはMSIより正式対応がアナウンスされている「BIG BANG-XPOWER II」を使用している。その他環境についても以下の表を参照していただきたい。
出荷時の挙動を「GPU-Z 0.7.3」でチェックする。公称ではブーストクロック1,033MHzのところ、実際には1,110MHzで動作している。なお、アイドル時には省電力モードが機能し、コア・メモリともに動作クロックが低下していた |