エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.266
2013.09.21 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
テスト第1弾は、3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」から。プリセット設定はDirectX 11をフル活用した「Fire Strike」と、最高レベルの高負荷環境を想定した「Fire Strike」の“Extreme”プリセットをチョイスして計測を行っていく。果たしてGTX 780グラフィックスカード最高峰のパフォーマンスやいかに。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” |
さすがにハイエンド構成だけあって見事なスコア。そしてオーバークロックの効果が目に見えて現れているのは好印象だ。「Fire Strike」、“Extreme”プリセットともにパフォーマンスアップの傾向はほぼ同じで、総合スコアで7%以上、Graphic Scoreでは8%以上のスコア差を叩きだしている。比較対象として並んでいるわけではないものの、リファレンスクロックではさらにインパクトのある差がつくであろうことは間違いない。
次はテッセレーションを駆使した3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」をチョイス。引き続きDirectX 11に完全対応する3D環境でのパフォーマンス計測を行っていく。プリセット設定は“Basic”に加え、より高負荷な“Extreme”を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
計測中はコマ落ちが発生するシーンも一切なく、どちらのプリセット設定でもAverage FPSが60FPSを軽く上回っている。オーバークロックによる効果は“Basic”で5~9%、“Extreme”では8~12%と、状況によっては「3DMark」を上回るほどの差がついた。特に“Extreme”で差が拡大しており、より高負荷な環境でのアドバンテージが期待できそうだ。