エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.266
2013.09.21 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからはゲームベンチを使用して実際のゲーミングシーンにおける挙動をチェックしていく。まずはオンラインタイトルより、先月から正式サービスが開始された「ファイナルファンタジーXIV」2期目タイトル“新生エオルゼア”のベンチマークテストだ。品質設定のプリセットはもちろん“最高品質”にセット、解像度を1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンから選択して計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
高解像度環境を含め、“非常に快適”を満たす7,000を大きく上回っており、数値自体に不満はなし。オーバークロックによる効果は、低解像度で6%以上とまずまず、フルHDの高解像度では8%前後とかなりの威力を発揮している。デスクトップで腰を据えてプレイするならフルHD環境がほぼ前提になってくるため、メモリ周りを含めたオーバークロックにチャレンジする意義は大きい。
次はDirectX 11対応のタイトルより、「ロストプラネット2」のベンチマークテストをチョイス。品質設定は「アンチエイリアス」を“CSAA32X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷をかけつつ計測を行った。なお、解像度設定はこれまで同様1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択している。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
結果はこれまでと同様、より負荷の高い高解像度設定で差が拡大。低解像度では3%ほどとやや物足りないスコア差ながら、フルHD環境では7%以上の大差をつけている。どちらもさらなる大画面プレイが視野に入る好結果だけに、環境がリッチになるほどオーバークロックの恩恵も大きくなることが予想される。
最後は「N780GTX Lightning」にもダウンロードクーポンがパッケージングされている、カプコンのホラーアクション「バイオハザード6」のPC版ベンチマークテストで検証を締めくくろう。品質設定は最高品質(初期設定)で、解像度のみを1,280×720ドットと1,920×1,080ドットにセットして計測を行った。
バイオハザード6ベンチマーク |
こちらも低解像度では5%ほどとまずまずのスコアアップながら、高解像度設定で8%“OCバージョン”が上回った。これまでのテストでも、チューニングの効果が高負荷時にスコアを押し上げてくれる傾向は一貫している。フルHD環境もしくはそれ以上の高解像度でプレイする場合、オーバークロックの余地は実用面でもかなりのメリットになるハズだ。