Cube型でも妥協無しのストレージレイアウト

ストレージ搭載能力の高さは「Node 304」の大きな魅力だ。Mini-ITX対応のCube型でありながら、最大で3.5インチHDD×6台を難なく収納できてしまう。一体どのように設計されているのだろうか。外見からは想像しにくいドライブベイ構造をご紹介しよう。

外装カバーを外すとあらわになる、フロント寄りにレイアウトされた「HDDブラケット」。合計3つのユニットは各々ネジで固定されており、分割して取り外す事ができるようになっている

ホワイトに塗装された「HDDブラケット」はシャーシ中央部に橋渡しされたバーに、2個のハンドスクリューで固定。さらにフロント寄り末端部にも1本のネジで固定されており、3つのブラケットは各々取り外す事ができるようになっている。一体型とせず、セパレートタイプにする事で、必要箇所だけの着脱で済む。限られた容積のCube型PCケースだけに、組み込みのし易さにも配慮されているというワケだ。

「HDDブラケット」1ユニットあたり、3.5インチHDD×2台または2.5インチSSD×2台が搭載できる。もちろん3.5インチHDD×1台と2.5インチSSD×1台の組み合わせも可能。搭載可能台数範囲内であれば、好きな場所にマウントすればいい
ドライブの固定は3.5インチHDD、2.5インチSSD共に底面のネジ穴4箇所を使用。駆動振動が発生する3.5インチHDDのネジ穴部には、ゴム製防振ブッシュが予め装着されていた。もちろん2.5インチSSDには駆動部が無いため、3.5インチHDDのみの装備品というワケだ
システム用に2.5インチSSD、データ用に3.5インチHDDという一般的な構成ならこの通り。残り2つの「HDDブラケット」を使えば、さらに4台の3.5インチHDDまたは2.5インチSSDがマウントできる。圧倒的なストレージ搭載能力は「Node 304」最大の魅力だ

ボトムレイアウトの電源ユニット搭載スペース

オプションの電源ユニットは、ボトム面フロント寄りにマウントする。冷却ファン設置面にあたる部分には防塵フィルター付きの通気孔が設けられており、電源ユニット本体は、通常タテ方向レイアウトに対し、ヨコ方向レイアウトでマウントする。

実際の搭載方法については、後ほど詳しく解説することにしよう