エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.268
2013.09.28 更新
文:GDM編集部 池西 樹
GIGABYTE初のAMDプラットフォーム向けゲーミングマザーボード「G1.Sniper A88X」。「G1-Killer」シリーズおなじみのブラックとグリーンのコントラストが美しい |
「G1.Sniper A88X」は、GIGABYTEのゲーミングマザーボード「G1-Killer」シリーズ初のAMDプラットフォームモデル。前回検証した「G1.Sniper 5」と同じく“オンボードサウンド”に着目した製品で、オペアンプには交換可能なスロット式を採用。またLEDトレースパスでサウンド回路を分離させた「Audio Noise Guard」や、オーディオ機器の特性に合わせて増幅率を調整できる「Gain Boost」スイッチなどの機能を搭載している。
「COMPUTEX TAIPEI 2013」で展示されていた「G1.Sniper A85X」。最終的にはソケットやチップセットを変更し、細部をブラッシュアップさせた「G1.Sniper A88X」としてリリースされた |
さらに独立した回路から電力供給を行うことで、電圧の変動やノイズを抑えたUSB-DAC専用ポート「USB DAC-UP」を装備するのも新たなポイント。近頃では、オーディオカードの代わりに、内部ノイズの影響が少ない「USB DAC」を増設するユーザーが増えているが、「USB DAC-UP」を使用すれば、より安定したサウンド環境を構築できる。
バックパネル中央に配置された金メッキ仕様のUSBポートが「USB DAC-UP」。独立した電源回路から電力を供給することで、電圧変動を最小限に抑えることができる |
また品質規格は「Ultra Durable(TM) 4 Plus」に準拠し、製品寿命50,000時間の固体コンデンサ、発熱の少ない低RDS(On)MOSFETなど高品質なコンポーネントを贅沢に採用。またUEFIが破損した場合でも、バックアップROMから自動的に復旧できる「UEFI DualBIOS(TM)」、USB3.0ポートごとにヒューズを搭載する「One Fuse per USB Port」設計など、信頼性や安定性を重視した作りは、いかにもGIGABYTEらしいこだわりと言える。
「G1-Killer」シリーズ、おなじみのブラックを基調としたシックなパッケージ。サイズは実測値で330×260×70mm | パッケージ裏面には、実装機能の解説がところ狭しと並ぶ |
付属品は、SATAケーブル、バックパネル、ドライバCD、マニュアル類のシンプルな構成 |