着脱可能なオペアンプや「Gain Boost」スイッチなど細部までこだわったサウンド回路

続いて、注目のサウンド回路をチェックしていこう。アナログ・オーディオ回路は、基板ノイズの影響を抑えるため、LEDトレースパスで分離。さらに着脱式のオペアンプや「Gain Boost」スイッチなど、他社のマザーボードには見られないギミックが確認できる。

「G1.Killer」シリーズで最もこだわったオーディオ回路。オーディオジャックも金メッキ仕様とするなど、細部まで抜かりはない	EMCノイズを防ぐゴールドプレートで保護されたオーディオチップ。実装されるのは7.1ch HDオーディオに対応するRealtek「ALC898」
サウンドの増幅率を調整できる「Gain Boost」スイッチ。両方のスイッチを“1”に設定すると2.5倍、“2”に設定すると6倍に設定される	交換可能なソケット式オペアンプ。標準装備されるのはスタンダードな「OPA2134」
	搭載されるコンデンサはニチコン製オーディオ向けコンデンサ「MW」シリーズ

充実したバックパネルインターフェイスをチェック

バックパネルインターフェイスは、USB3.0×2、USB2.0×5、ギガビットLAN×1、音声入出力×5、光オーディオ端子×1、HDMI×1、DVI-D×1、D-Sub×1で、オンボードグラフィックによる4K解像度出力やトリプルディスプレイに対応する。

充実した構成のバックパネル。USB3.0/2.0はフロントピンヘッダも用意されるため、標準的な運用ならインターフェイスが不足することはないだろう

コネクタや搭載パーツをまとめてチェック

最後に、基板上の気になるコネクタや搭載パーツをまとめてチェックしておこう。

電源コネクタは、ATX 24pin+CPU 8pin構成。周囲のコンポーネントとのクリアランスも十分に確保され、CPUクーラーが干渉する心配はない
ATX 24pin横に配置されたUSB3.0ピンヘッダ	フロントオーディオ、COMポート、TPM、USB2.0ピンヘッダは基板下部に配置
UEFI ROMは2基搭載。万が一、破損や不具合が発生した場合でもバックアップROMから復旧できる	I/OコントローラITE「IT8720E」
	ネットワークコントローラRealtek「RTL8111F」
ファンコネクタは4pin×3、3pin×1の計4口