エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.268
2013.09.28 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは「G1.Sniper A88X」を実際に動作させ、その挙動をチェックしていくことにしよう。APUには「Richland」世代のフラグシップモデル「A10-6800K」を用意して、セッション後半では手動オーバークロックによるCPU/GPUコアのオーバークロックにも挑戦してみることにした。
制御プログラムは、GIGABYTEではおなじみの「UEFI DualBIOS(TM)」を搭載。マウス、キーボード、いずれを利用した場合でもストレスなく設定できる秀逸なGUIで、画面切り替えや設定時のもたつきもなく小気味良く動作する。またオーバークロック設定も豊富に用意され、倍率ロックフリーの「K」シリーズと組み合わせれば、手軽にパフォーマンスを向上できる。なお今回紹介した各設定値は、UEFIのバージョンによって変更される可能性がある事を予めお断りしておく。
続いて「G1.Sniper A88X」を使い「A10-6800K」のオーバークロックに挑戦していこう。今回は安定性を重視したチューニングを目指し、UEFIからコアクロックのみを調整する方法で、CPU/GPUコアそれぞれを設定してみることにした。
CPUコアは倍率46倍の4.60GHzまで安定動作が可能。ちなみにメモリはX.M.P.で1,866MHzに設定しているが動作に問題はなかった | |
GPUコアの安定動作域は1,013MHzまで。コアクロックの上昇に伴ないPixel FillrateとTexture Fillrateの数値も向上しているのが確認できる |
今回は電圧を変更しないライトなオーバークロックながら、CPUコアは倍率46倍の4.60GHz、GPUコアは1,013MHzまで安定動作が可能だった。またX.M.P.機能を試すため、1,866MHz動作のCORSAIR「CMZ8GX3M2A1866C」で検証を行ったが、クロック、電圧、タイミングすべてプロファイル通りに自動設定されることが確認できた。