エルミタ的リサーチ Vol.9
2013.10.05 更新
文:GDM編集部 Tawashi / 絵踏 一
モバイル系STAFF(調査数38名) 調査日:2013年9月 |
予想通り、秋葉原PCパーツ系STAFFのSSD普及率は90%近く非常に高い。また所有モデルについては、最もユーザーが多かったPLEXTORは、名機の誉れ高い「PX-M3P」シリーズから始まり、現行モデル「M5 Pro」シリーズまで幅広く支持されている。次点のIntelはSSD黎明期より展開しているラインナップの豊富さとコストパフォーマンスが功を奏し、ブームを巻き起こしたCrucialは、最新モデル「Crucial M500」シリーズの所有者は確認できず、全て「Crucial m4 SSD」シリーズのみという結果だった。
また最新モデル導入後、今まで使っていたSSDをデータドライブとして転用するといった例も多い。特にPCゲーマーにはその傾向が強く、FPSからMMOまでその効果が高く評価されている。SSDの単価がこなれているだけに、今後も同様の使い方が増えるかもしれない。
SSDの高い普及率の一方で、「HDDこだわり派」の存在も薄れてはいない。回転数10,000rpmのWesternDigital「VelociRaptor」には人気が集まり、動画を多く扱う人は高い支持を得ている。また、各社より発売されている「1プラッタ1TBモデル」のコストパフォーマンスを推す声が複数あり、メインのストレージデバイスとしての地位は高いようだ。
一方のモバイル系STAFFの中にはほとんど普及しておらず、回答者の7割以上が「不所持」という結果。持っていない人の中には、そもそもSSD自体を知らないという人もいたほど。それでも大多数は「欲しいながらにあと一歩で購入に至っていない」という立場で、SSDのもたらす高速性能には興味津々といった様子だった。