エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.271
2013.10.19 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
トップパネルフロント部には、プラスチック製のフタが装着されている。一見スライド式かと思いきや、末端の突起2箇所で固定されていた。このフタを外すと、大きな凹みとフロントアクセスポート、さらにスイッチ類が姿を現す。
ひとたびPCを組み上げると、日頃目にすることがなくなるリア面を今のうちにじっくり見ておこう。上部にはバックパネルI/Oの開口部、さらにその右側には標準搭載される120mm口径冷却ファンがマウントされている。また冷却ファンの直下には3つの水冷チューブ用スルーホールを装備。PCケース内部と外部を結ぶ唯一の穴として、ケーブルの引き回し等に利用される事もある。
また、多くの面積を専有する拡張スロットは横に7段、縦に1段の合計8段を装備。ブラケットは穴あきタイプで、通気性が確保されている。
リア部の上半分は、バックパネルI/Oと120mm口径冷却ファン、水冷チューブ用スルーホールが占める | |
拡張スロットはマルチグラフィックス構成にも対応する横7段+縦1段。いずれも通気孔仕様のブラケットで、固定にはハンドスクリューが使用されていた |
本体をひっくり返し、ボトム部もチェック。4つの角はプラスチック製の台座があり、そこにはそれぞれ滑り止めゴムが装着されている。設置場所の密着する面積も広く、安定感は非常に高い印象。ぐらつきはまったく感じられなかった。
四隅の設置面には実測縦約20×横約82mmの滑り止めゴムが装着されている。なお脚部分の高さは25mmで、この隙間が電源ユニット搭載ファンの吸気スペースになる |
サイドパネルは左のみ通気孔が設けられ、冷却ファンが増設できるようになっている。搭載可能なファンの種類や個数については、後ほど冷却構造セッションでご紹介しよう。
左サイドパネルには、冷却ファン増設スペースが用意されている。なお反対の右サイドパネルに目立った装備品はない |