エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.272
2013.10.24 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
ここからは実際のゲームベンチを使用したベンチマークテストにより、ゲーミングシーンにおける「GTX 780 AMP Edition」のパフォーマンスをチェックしていく。先頭はオンラインタイトルより、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」のベンチマークソフト第2弾。品質設定のプリセットを“最高品質”にセット、解像度を1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンに設定して計測を行った。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
“非常に快適”を満たす7,000スコアはどちらの環境でも大きく上まっており、快適プレイに問題はなし。一方両者のスコア差に目を向けてみると、低解像度設定では7%ほどのところ、高解像度設定では9%に差が拡大している。最近ではフルHD以上の環境でプレイすることが前提であることを考えれば、クロックの高いモデルの恩恵も十分受けることができるだろう。
次もDirectX 11対応のタイトルから、「ロストプラネット2」のベンチマークテストをチョイスした。品質設定は「アンチエイリアス」を“CSAA32X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかるように設定し計測を行った。解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンだ。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
かつては重量級ベンチとして鳴らしたソフトだが、さすがに「GTX 780 AMP Edition」にあってはややオーバースペック気味で、いずれの設定においても70FPSを大きく上回っている。そしてスコア差といえば、低解像度では4%前後とやや大人しめなものの、高解像度設定では8%前後に拡大。より高負荷な環境でチューニングの効果が発揮される傾向は、こちらでも変わりないようだ。
ゲームベンチの最後を飾るのは、カプコンのホラーアクション「バイオハザード6」のPC版ベンチマークテストだ。品質設定は最高品質(初期設定)のままとし、解像度のみを1,280×720ドットと1,920×1,080ドットにセットして計測を行った。
バイオハザード6ベンチマーク |
「ロストプラネット2」ベンチとほぼ傾向は同じで、低解像度では5%ほどだったスコア差がフルHD解像度では9%以上に拡大している。オーバークロックによるパフォーマンスアップを狙う意義が確認できたのはもちろん、そのまま出荷時クロックの高い「GTX 780 AMP Edition」のメリットとして言い換えることもできる。特にこのモデルはメモリ周りにもチューニングの手が入っているため、高解像度環境でのゲームプレイでは恩恵も大きいはずだ。