エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.273
2013.10.26 更新
文:GDM編集部 池西 樹
チップセットは、CPUコアチューニングに対応するIntel Z87 Expressの1チップ構成。電源回路と同じく大型のヒートシンクを実装し、安定性への配慮も万全だ。
実測70×105mmの大型ヒートシンクを搭載。厚みを抑えた設計でグラフィックスカードと干渉する心配ない | |
チップセットはTDP4.1WのIntel Z87 Express。チップセット周辺には主要コンポーネントは搭載されずスッキリとした印象 | |
都合4本のネジで固定されたチップセット用ヒートシンク。接触部には熱伝導シートが貼り付けられていた |
メモリスロットは、デュアルチャネル対応のDDR3×4本で、最大32GBまで増設可能。オーバークロックメモリにも対応し、今回検証したUEFIには最高2,933MHzの高クロック設定が用意されていた。
ブラックとグレーの2色に色分けされたメモリスロット。デュアルチャネルに対応し、最大32GBまで増設可能 | |
CPUソケット側から、DDR3_4、DDR3_2、DDR3_3、DDR3_1の並び。2枚で運用する場合は、DDR3_4/DDR3_3またはDDR3_2/DDR3_1の組み合わせで使用する | メモリ周りの電源回路も充実した構成。PWMコントローラはデジタル制御のIR製「IR3570A」 |
拡張スロットは、PCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x8)×1(x16形状)、PCI-Express3.0(x4)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x1)×2、PCI×1。マルチグラフィクスは、2-Way NVIDIA SLI/AMD CrossFire Xに対応しており、ゲーミング向けにも十分なパフォーマンスを備えている。
上2本のPCI-Express(x16形状)スロットは、2スロット分の空きスペースを設けて、マルチグラフィックス時のエアフローを確保 | |
PCIと下段PCI-Express(x16形状)の間には、将来的な拡張向けて「S PROCスロット」を搭載する |
SATA3.0(6Gbps)ポートは、チップセット標準の6ポートに加え、Marvell「88SE9172」による2ポートの計8ポート構成。いずれもRAID機能を備え、RAIDレベルは前者がRAID 0/1/5/10、後者がRAID 0/1に対応する。
黒(チップセット標準)とグレー(Marvell「88SE9172」)に色分けされたSATA3.0(6Gbps)ポート。パフォーマンスを重視する場合はチップセット標準ポートを使用する |