「LIQTECH 120X」組み込み手順と付属品チェック

ここで付属品の全てをチェックしていこう。「LIQTECH 120X」の組込に必要なパーツ類は、白箱に一式が詰め込まれている。ネジ類はジッパー袋に収められてるが、専用の特殊形状ネジが多いため、紛失には気をつけたい。なおパーツ名称は付属マニュアルに記載されているママとした。

マニュアル	PWM Y cable×1
Back Plate×1	AMD Clip×2
Square Spacer×1	Stand-off×4
Spring Screw×4	Intel LGA2011 Screw×4
Position Screw×4	Fan Screw×8
Case Screw×8	Thermal Grease×1
	Inshulating sheet（今回の組込手順では使用しない絶縁シート。AMD系CPUに固定する場合、「Back Plate」に貼り付けて使用する）

マニュアルより詳しい組込手順

付属品のチェックが終われば、いよいよ冷却テストに向けて組込を行う。今回はIntel Core i7-4770Kを検証に使うため、LGA1150への手順を紹介しよう。
　ちなみに先ほど分解してしまった「LIQTECH 120X」は使用できないため、テスト用に新品をもう1台用意した。また組込の順序が一部マニュアルとは異なる部分がある。ウォーターブロックとラジエター、いずれも確実に固定すれば、その手順が逆でも大きな問題はない。

冷却ファンをラジエターに固定。ここで注意しなければいけないのは、予め回転数を設定しておく必要があること。3段階に任意設定できる便利な機能だが、一度組み込んでしまうとスイッチ部分の操作ができない。なおPCケースへの固定は最後に行うことにしよう
「Back Plate」のLGA1150穴に「Position Screw」を4本差し込む	これをマザーボード背面からセット
マザーボード基板から顔をだした「Position Screw」に、プラスチック製「Stand-off」を装着。穴の内径にある仕掛けにより、抜け防止の役割を果たす。このタイミングで、CPUにグリスを塗っておこう
ポンプ一体型ウォーターブロックを「Spring Screw」を使い、CPUに固定する。ネジ留めは対角線のポジション毎に、平均的に締め付けていこう。なお仕上げはプラスドライバーを使ってしっかりとトルクを掛けていく
最後にラジエターをPCケースに固定。ガタツキ等不完全な箇所がないか、あれこれ指でチェックしておこう。後はポンプと冷却ファンの電源ケーブルをマザーボードに接続すれば、準備は完了