エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.284
2013.11.28 更新
文:テクニカルライター・藤田 忠
「KRPW-FL600W/92+」は、20+4pinのATXメイン電源ケーブル、4pin+4pinのCPU用EPS12Vケーブル、6pinと6+2pinの2系統PCI-Express補助電源ケーブルが直付で、それ以外はモジュラータイプだ。付属するモジュラータイプのケーブルは、6pinと6+2pinタイプのPCI-Express補助電源ケーブルが各1本、SATAケーブルが2本、ペリフェラル4pin/FDDケーブルが1本付属している。
なお、直付、モジュラーともケーブルはメッシュ仕様で、すべてのケーブルの根本はカバーで保護されている。メッシュがほつれないようにするためだが、根本が固くなってしまい小型のPCケースでは、ケーブルの取り回しに苦労するかもしれない。さらに「KRPW-FL600W/92+」の本体長は一般的な製品より長い190mmになる。モジュラーコネクター部とケーブルの取り回し分を含めると電源ユニットの搭載スペースは、230~250mm程度が欲しいところだ。
ファンレスを実現するメインの放熱は内蔵されているヒートシンクで行なう仕組みの「KRPW-FL600W/92+」だが、アルミニウム素材を採用するヒートシンク構造のボディ上面や背面の“FANLESS”ロゴを見ていると、ワクワクしてくるのは筆者だけではないだろう。
至ってシンプルなデザインだが、触ると、ひんやりしているボディは、手にズシリとくる重さとともにファンレス電源ならではの存在感を伝えてくる。
電源ユニット背面のFANLESSロゴがカッコイイ。またメイン電源スイッチとLEDを装備。動作時はLEDが点灯し、通電状態なのを教えてくれる | |
ボディ上面だけでなく、側面にもスリットが備わっている。なお、ボディ下面にはスリットがないので、PCケース取り付け時はヒートシンク構造のスリット面が上になるように固定するのがグッドだ |