エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.285
2013.12.08 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
限られたスペースに、できるだけ多く、そして簡単に搭載できるように各メーカーが頭をひねるドライブベイ。懲りに凝った外観から、これまでにない斬新なドライブベイレイアウトを期待してしまう。しかし「Tou」のそれは驚くほどシンプルで、ツールフリー機構すら装備されていない。
HDDをマウントする3.5インチシャドウベイは、全部で3段。ミニタワーPCケース並の搭載能力ではあるものの、そこは1台あたりの容量が大きいHDDをチョイスする事でカバーするしかない。大容量HDDが手軽に入手できるような時代だからこそ、確信的に割り切られているのではないだろうか。
3.5インチベイに負けじと、2.5インチシャドウベイもいたってシンプル。計2台のSSD/HDDがマウントできるスペースは、3.5インチシャドウベイ下にレイアウトされている。
マウント方法は、SSD/HDD底面のネジ穴4つを使用し、マザーボードトレイ側に開けられた穴に直接ネジ固定。2台並べて搭載できる。
2.5インチシャドウベイ上段に、SSDをマウント。インターフェイス横にはスルーホールがあり、ケーブルマネジメントが考慮されている。なおSATAケーブルコネクタはストレートタイプを選びたい | |
付属のミリネジでSSDを固定。3.5インチドライブと違い、マウントにはマザーボードトレイ背面側のサイドパネルを外す必要がある |
ストレージのメインとなる2.5/3.5インチシャドウベイがシンプルだけに、当然期待値は低くならざるをえない5.25インチオープンベイはフロントパネル最下段に用意。内部には「コの字」に曲げられたアルミニウム製ユニットがあり、両側面のネジ穴を使い固定する。
5.25インチについては、前作「D-Frame」も比較的アクセスがしにくい場所にレイアウトされていた。これは昨今の光学ドライブの使用頻度が考慮されてのものであり、排除(省略)することはないものの、In Winが優先順位を低く見ている結果と見ることができる。
「コの字」に曲げられたユニットに、5.25インチ光学ドライブをインストール。両側面の穴を使いネジ固定する |