エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.286
2013.12.12 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ASRock「Fatal1ty Z87 Killer」 実勢価格17,000円前後 製品情報(ASRock/マスタードシード) |
「Fatal1ty Z87 Killer」(以下:Z87 Killer)は、ASRockのゲーミングマザーボード「Fatal1ty」シリーズのミドルレンジモデル。製品名からも分かる通り、ネットワークチップには、低レイテンシかつ帯域幅の広いQualcomm Atheros「Killer E2200」を実装。オンラインゲームや高品質メディアストリーミングなど、ネットワークアプリケーション処理性能を大幅に改善することができる。
ネットワークチップは、ゲーミング向けに最適化されたQualcomm Atheros「Killer E2200」を標準装備。帯域幅も広いため、大容量データ転送にも力を発揮する |
またASRockが提唱しているゲーミング向けコンセプト「Gaming Armor」に準拠。サウンド回路は、S/N比115dBのRealtek「ALC1150」とTexas Instruments製オペアンプ「NE5532」で構成される「Purity Sound」を備え、オンボードサウンドでは最高クラスのサウンド表現が可能。さらに高密度電源コネクタや、15μ厚ゴールドコーティングが施されたPCI-Expressスロットを採用することで、安定性や信頼性を高めている。
奥行約220mm(実測)のコンパクト基板に、ゲーミング向け機能を凝縮した「Fatal1ty Z87 Killer」 |
搭載チップセットは最上位のIntel Z87 Expressで、オーバークロックによるパフォーマンスチューニングに対応。さらにデジタル制御の8フェーズ電源回路やゴールドプレミアムコンデンサなど、高品質なコンポーネントを贅沢に採用することで、定格運用のみならずオーバークロック時の耐久性も高められている。
拡張スロットはPCI-Express3.0(x16形状)×3、PCI-Express2.0(x1)×4で、マルチグラフィックスは2-Way NVIDIA SLI/3-Way AMD CrossFireXをサポート。メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR3×4で、最高3,050MHzの超高クロック動作に対応する。
チップセットにIntel B85 Expressを採用した下位モデル「Fatal1ty B85 Killer」もラインナップ。マルチグラフィックスはAMD CrossFire Xのみの対応となるが、その分より安価に購入できるのは嬉しいところ。なお国内発売は12月下旬から開始される予定 |