エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.286
2013.12.12 更新
文:GDM編集部 池西 樹
ここからは「Z87 Killer」の基板構成を、画像にてじっくりと確認していこう。まずは安定性やオーバークロック耐性の重要なファクターとなる、CPUソケット周りから。電源回路は、デジタル制御「Digi Power」による8フェーズ構成で、高負荷時の安定動作を実現。さらにCPU電源コネクタには、電源損失を23%低減、コネクタ温度を最大22℃低下させる高密度コネクタや、MOSFET冷却用の大型ヒートシンクが搭載され、CPU周りの発熱を最小限に抑えるよう工夫されている。
基板右下に配置されたチップセットは、Intel「8」シリーズ最上位Intel Z87 Express。CPUチューニングやPCI-Express3.0レーン分割機能を備え、マルチグラフィックスはNVIDIA SLIとAMD CrossFire Xに対応する。
チップセットはIntel Z87 Expressの1チップ構成。冷却のため実測50×60mmの長方形型ヒートシンクを実装する | パッケージサイズ23×22mmのIntel Z87 Express。TDPは4.1Wと低いため、薄型ヒートシンクでも冷却性能に問題はない |
チップセット用ヒートシンクは、2本のネジで基板に固定。チップ接触部にはブルーの熱伝導シートが貼付けられていた |