エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.287
2013.12.18 更新
文:GDM編集部 池西 樹
パフォーマンス向けだけに、450Wから1,000Wまで全6モデルと豊富なラインナップが揃う「RM」シリーズ。今回はその中から電源容量850Wの上位モデル「RM850」を手に取り検証を進めていく。+12Vは扱いやすいシングルレーン仕様で、70.8Aの大出力を実現。当然ながら、Haswellで要求されるC6/C7ステートの省電力マネジメント(最小電流値0.05A)にも対応するため、最新プラットフォームにも安心して組み込むことができる。
フルモジュラー式を採用する「RM850」。コネクタ類は豊富に用意され、ストレージやグラフィックスカードを多数搭載する環境でも不足することはないだろう |
ケーブルタイプは、必要に応じてすべてを着脱できるフルモジュラー式で、コネクタはCPU 4+4pin電源コネクタ×2、PCI-Express 6+2pin電源コネクタ×6、SATA電源コネクタ×10、ペリフェラル電源コネクタ×8。サーバー向けマルチCPU環境や、ハイエンドグラフィックスカードによるマルチGPU環境でも、別途変換コネクタは必要ないだろう。
また力率改善回路Active PFCの他、過電圧保護(OVP)、過電流保護(OCP)、過負荷保護(OPP)、ショート回路保護(SCP)、低電圧保護(UVP)、過温度保護(OTP)の各種保護回路を実装し、不意の障害からシステムを保護。またワールドワイドで展開しているCORSAIRらしく、安全性認証はFCC、ICES、CE、C TUV US、RCM、TUV、CB、CCC、BSMI、GOST、ROHS、WEEE、ROHS、KC、TUV-Sの15規格を取得し、最高レベルの安全性を保証している。
CORSAIRブランドの電源ユニットと言えば、重厚感のあるパッケージが特徴のひとつ。「RM850」でも、その伝統は受け継がれ、390×227×154mmの巨大なパッケージを採用する。デザインもブラックとグレーを基調にイエローのワンポイントが映えるシックな外観で、パッケージだけでも十分所有欲を満たしてくれるはずだ。