エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.288
2013.12.21 更新
文:GDM編集部 松枝 清顕
両サイドパネルは、いずれも各2箇所のハンドスクリューにより固定。向かって左側は開口部も広いアクリルウインドウ仕様で、マザーボードをはじめとする構成パーツを見て楽しむ事ができる。
思えばハンドスクリューもアクリルウインドウも、PCケースにとっては特別なギミックとして大いにアピールされた時代があった。いつしか通常装備品として認知され、ライバルモデルとの差別化を図るための仕掛けではない。とはいえ、いずれも大手メーカー製PCには無い装備であり、未だ自作PCならではのギミックとして、「非自作派」からは魅力的に感じる部分ではないだろうか。
内部が透けて見えるアクリルサイドウインドウ仕様は、自作PCならではの概念と言えるだろう |
高エアフローにシフトされたモデルだけあって、トップパネルはほぼ全面メッシュ仕様。リア側面にある2本のハンドスクリューにより固定され、容易に取り外しができる。なおプラスチック製トップパネルの裏面をチェックすると、予め防塵フィルタがセットされていた。
組み込みを行う前の身軽なうちに、ボトム部をチェックしておこう。本体をゴロンと横倒しにして確認すると、全体の3分の2程度は、防塵フィルターで占められていた。ボトムレイアウトの電源ユニット用の通気孔は、奥行きが広く確保されている。スライド着脱式防塵フィルターの末端には指先が引っ掛かる凹部があり、稼働中は本体を立てたままで引き出す事ができるようになっていた。
本体を横倒しにして、底面をチェック。防塵フィルターは、サイドパネルのアクリルウインドウの前寄り位置まである、奥行きの長いタイプを採用 | |
付着したホコリの除去を容易にする、スライド着脱機構は多くのPCケース同様の装備品だ | 円型インシュレーターは、設置面に弾力のあるゴムを採用。なお直径は実測25mm、高さは実測15mmだった |