マザーボードトレイ背面の2.5インチ専用シャドウベイ

最近のPCケースでは採用例の多い、マザーボードトレイ背面の2.5インチシャドウベイ。「ARC Mini R2」では、CPUクーラーメンテナンスホール（カットアウト）下に2台分が用意される。SSDブラケットは各々マザーボードトレイに2個のネジで固定。SSD両側面のネジ穴を使ってマウントさせる事になる。

ブラケットにはSSD側面にあるネジ穴を使って固定。なおマザーボードトレイと密着させるため、SATAケーブルはストレートタイプをチョイスしよう
ブラケットには2.5インチSSDをホールドするように4つの折り返しがあり、側面からネジ固定する

通気孔付きの拡張ブラケット

ホワイトに塗装された拡張ブラケットには、スリットが設けられている。ミドルタワーに比べ狭い筐体内部容積だけに、少しでも風の通り道を作っておこうという考えだ。拡張スロット数は4段で、マルチグラフィックス構築にも対応。さらに縦位置にも1本の拡張スロットが用意されていた。

横4段+縦1段の拡張スロット。いずれも固定にはハンドスクリューが使用されていた

ケーブルマネジメント機構

ここでケーブルマネジメント機構もチェックしておこう。PCケース内部のケーブル類をスッキリ整頓するためには、「裏配線」のし易さがポイント。マザーボードトレイを確認すると、ケーブルを通すスルーホールが要所に装備されていた。

「裏配線」用スルーホールには、ケーブルの皮膜を守るゴムグロメットが装着され、マザーボードトレイのあちこちに用意されている
マザーボードトレイをよく見ると、結束バンドやワイヤーを巻き付けるフックも要所に装備されていた
	マザーボードトレイとサイドパネル間は、実測約18mm程度。MicroATX対応ミニタワーとしては及第点は十分クリアしていると言えるだろう