エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.289
2013.12.25 更新
文:GDM編集部 絵踏 一
さて、内部観察を終えたところで、ここからはベンチマークテストを使用して「R9 290X DDE」のパフォーマンスをチェックしていく。メーカーチューンのアドバンテージを把握するため、テストにあたっては「AMD Catalyst Control Center」による調整で定格クロックを再現。出荷時クロックとの2本立てでベンチマーク計測を行うことにした。なお、オリジナルクーラー搭載モデルということもあり、いずれの環境でもパフォーマンス寄りな“Uber Mode”BIOSを使用している。
まずは定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」を使用し、グラフィックスカードとしての総合能力を試してみよう。「R9 290X DDE」は言わずもがなハイエンドモデルであることから、プリセット設定はDirectX 11フル活用の「Fire Strike」と、最高の負荷環境を想定した「Fire Strike」の“Extreme”をチョイスしている。
Fire Strike | |
Fire Strike“Extreme” |
総合スコアの差は3%半ばといったところだが、純粋なグラフィックス性能を測るGraphics Scoreでは約5%ほどに。「R9 290X DDE」とリファレンスクロックとの差は5%であることから、クロック差が素直に結果に現れたといえそうだ。クロックチューンが施されたカスタムモデルをチョイスするメリットは大きい。