エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.290
2013.12.27 更新
文:GDM編集部 Tawashi
GIGABYTE「G1.Sniper Z87」 実勢価格20,000円前後 製品情報(日本ギガバイト) |
これまで国内市場での「G1-Killer」シリーズは、Intel系が3モデル、AMD系が1モデルの計4モデルが展開されていた。
特にIntel系に属する「G1-Killer」シリーズは、Intel Z87 Expressチップセットを搭載するフラグシップモデル「G1.Sniper 5」を筆頭に、MicroATXモデルの「G1.Sniper M5」、Intel B85 Express搭載の「G1.Sniper B5」をラインナップ。そこに今回取り上げる「G1.Sniper Z87」が加わった格好だ。
なお、Intel Z87 Expresチップセットを採用したATX対応製品は、意外にも今回が初めて。ATXサイズのPCケースが主流であることを考えれば、遅れてきた本命モデルといえるのではないだろうか。
先日行われたイベントで展示されていた「G1-Killer」シリーズ。日本では未発売のモデル「G1.Sniper A85X」を含む全6モデルがズラリと勢揃いした |
まずは基本スペックの確認から開始しよう。品質規格は「Ultra Durable(TM) 4 Plus」に準拠し、製品寿命50,000時間の固体コンデンサや、発熱の少ない低RDS(On)MOSFETなど高品質なコンポーネントを採用。またUEFIが破損した場合でも、バックアップROMから自動的に復旧できる「UEFI DualBIOS(TM)」、USB3.0ポートごとにヒューズを搭載する「One Fuse per USB Port」設計など、GIGABYTEお得意の信頼性や安定性を重視した作りになっている。
また歴代の「G1-Killer」シリーズ同様、ゲーマーには特に嬉しい音質にこだわったサウンド回路設計も特徴のひとつ。周囲のコンポーネントからのノイズを防ぐため、サウンド回路は、アナログ・オーディオ部分を分離。Creativeのクアッドコアプロセッサ「Sound Core3D」や、交換可能なスピーカー用オペアンプ、ニチコン製オーディオ用コンデンサなど、搭載コンポーネントにもこだわり、ハイエンドサウンドカードに匹敵する高音質なサウンド環境を提供する。さらに、ノイズの影響を受けにくいDAC向けUSBポート「USB DAC-UP」、金メッキ処理を施したオーディオデバイスなども備える。
バックパネル中央に縦配置された金メッキ仕様のUSBポートが「USB DAC-UP」。独立した電源回路から電力を供給することで、電圧変動を最小限に抑えることができる |
メモリスロットはDDR3×4。2-WayまでのAMD CrossFireX/NVIDIA SLIに対応する拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×1、PCI-Express3.0(x8)×1(x16形状)、PCI-Express2.0(x1)×3、PCI×2。ネットワークチップには、低レイテンシかつ帯域幅の広いQualcomm Atheros「Killer E2200」を実装する。
製品の特徴にフォーカスしたキャッチが並ぶ外装パッケージ | パッケージ裏面には各種機能の詳細な説明が記載されていた |
付属品一式。完全日本語マニュアルやドライバCDの他、2-Way SLIブリッジ、SATAケーブル×4本、「G1-Killer」デザインのブラケットカバーが同梱される |