エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.292
2013.12.31 更新
文:GDM編集部 池西 樹
次にテッセレーションを駆使した3Dベンチマークソフト「Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0」の結果を確認していこう。なおプリセット設定はDirectX 9のAPIを使う“Basic”と、DirectX 11のAPIを使う“Extreme”の2種類を選択している。
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Basic” | |
Unigine Heaven DX11 Benchmark 4.0“Extreme” |
Average FPSを確認すると、“Basic”で約3%、“Extreme”では約4%優勢で、こちらもチューニングは確実に効果がある。さらにMin FPSも底上げされ、マップ切替やプレイヤーの増加など、急激に負荷が変化する状況でもコマ落ちの発生頻度を抑えることができる。
ここからは、実際のゲームベンチを使用した検証に移ることにしよう。最初に計測を行ったのは、DirectX 11対応のゲームベンチ「ロストプラネット2ベンチマーク」。品質設定は「アンチエイリアス」を“MSAA8X”、それ以外を“HIGH”にセットし、最大限の負荷がかかるようにセットして計測を行った。なお解像度設定は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択している。
ロストプラネット2ベンチマーク(fps) |
登場当初は、重量級ゲーム代表として話題を呼んだ「ロストプラネット2ベンチマーク」だが、フルHD(1,920×1,080ドッド)解像度でも60fpsを超えているのはさすがといったところ。フルHD解像度までなら、シングルプレイはもちろん、マルチプレイでもコマ落ちを気にすることなくゲームを楽しむことができる。
続いて、人気オンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」2期目タイトル“新生エオルゼア キャラクター編”のスコアを確認していこう。品質設定のプリセットは“最高品質”にセット、解像度は1,280×720ドットと1,920×1,080ドットの2パターンを選択して計測を行っている。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 |
いずれの解像度でも“非常に快適”な動作が保証される“7,000”を軽々クリア。チューニングの効果も低解像度で約3%、フルHD環境では5%としっかりと現れている。最近の液晶ディスプレイは、フルHD解像度が標準であることを考慮すれば、動作クロックの高いカスタムモデルを購入するメリットは小さくない。