エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.293
2014.01.04 更新
文:GDM編集部 池西 樹
続いて「CrystalDiskMark 3.0.3」を使い、圧縮率の違いによるランダムアクセスへの影響について確認していこう。データサイズは1000MBに固定し、圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」「All 0xFF (1Fill)」の3種類のテストデータでベンチマークを行っている。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
【All 0xFF (1Fill)】 |
512K、4K、4KQDいずれのスコアも有意な差はなく、「Vector 150」シリーズは圧縮率の影響を受けないことが確認できた。よって、以後のベンチマークではテストデータ「デフォルト(ランダム)」のみを取得することにした。
引き続き「CrystalDiskMark 3.0.3」を使い、データサイズによるパフォーマンスの違いを確認していくことにしよう。
【50MB】 | 【100MB】 |
【500MB】 | 【1000MB】 |
【2000MB】 | 【4000MB】 |
データサイズ50MBの4Kランダムアクセススコア(IOPS) | |
データサイズ50MBの4K QD32ランダムアクセススコア(IOPS) |
シーケンシャルアクセスは、読込最高540MB/sec、書込最高527MB/secで、いずれも公称値に迫るスコアを計測。特に書込性能は素晴らしく、240GB~256GBクラスの製品では最高レベルの性能を備えている。
またランダムアクセスは、4Kテストが読込最高28MB/sec、書込最高166MB/sec、4K QD32テストが読込最高366MB/sec、書込最高374MB/secをマーク。IOPSに換算すると読込は約90,000 IOPS、書込は約91,000 IOPSとなり、こちらもほぼ公称値通り。さらにデータサイズによるスコアのブレもほとんどなく、データ種類に関係なく安定したパフォーマンスが期待できる。